Spigot プラグイン開発 6/configを扱う
今回はConfig、設定ファイルの扱い方を書きます。これの続き
コンフィグを使うことで、コードをいじらなくても値が変更できる、サーバーを再起動しても値を保存できるなど色々使えます。
準備
まず、元となるファイルをresources内に作成します。右クリック>新規>ファイルで作成できます。名前は必ず config.yml にしてください。
内容は適当にcount: 1 としときます。
コンフィグを使用する上で、必ず起動時に以下のコードを実行してください。
@Override
public void onEnable() {
saveDefaultConfig();
// Plugin startup logic
}
saveDefaultConfig() というのはコンフィグが生成されてない場合にresoures内からコピーするということをやってくれます。これをいれないとコンフィグが生成されません。
コンフィグの読み取り
コンフィグの読み取りはかんたんです。
今回の場合はcountから数字を取り出したいので以下のようになります。
getConfig().getInt("count");
また、複数の階層でやりたいときは
getConfig().getInt("counts.player1");
間に . ドットを入れて読み出せます。
getIntの部分を getStringにすれば String形式で、getbooleanにすれば Boolean形式で取得できます。
もし、getOOの部分にほしい形式がなければ get() を利用して cast しましょう。
ChatColor color = (ChatColor) getConfig().get("color");
コンフィグへの書き込み
書き込みも難しくはありません。countに数字の1を保存させたいときは以下のようになります。
getConfig().set("count",1);
他の形式の場合でも同じです。
あと、必ずこれの直後か、サーバーを終了するときに以下を実行してください。やらないと変更したファイルが保存されません。
saveConfig();
ファイルから直接変更したものはsaveconfig()を実行するとすべて上書きされるので注意が必要。configファイルが大きくなってくるとsaveconfigが重くなってくるので、量が多い場合は回数を減らしましょう。
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